自分の馬、管理されている馬の健康状態を表す8つの特性。

馬は言葉を発さない動物ですが、自分の健康状態を知らせるために様々なサインを送ります。馬の行動と外見から馬の健康についての情報を確認していきます。このブログでは、お客様が大切な馬の健康についてより詳しく知るために、馬にはどのような身体的特徴があるかを解説します。

次回厩舎へ行ったら、馬の健康状態について注意深くご確認ください。主に、身体的特徴と精神的な健康状態の2つです。馬が健康であるかどうかを確認するために、馬の毛並み・毛艶、蹄、歯、体の状態などに注意してください。また、動物は言葉を発せないので行動を通じて、自分の状態が快適であるかどうか示ます。そのサインを見逃さないでください。

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馬の身体的な健康特徴には、いくつかの要素があげられます

馬の外見から、その馬の健康状態について多くの情報を得ることができます。馬も人間と同じで、身体的な健康特徴から健康状態を確認できます。馬が体調が悪そうに見える場合は、特に馬の毛並み・毛艶、可能であれば体重、目、そして耳をよく確認して馬のサインを見逃さないでください。

キラキラ輝く毛艶と毛並み

馬の健康状態を認識する重要な項目の一つが、毛艶と毛並みです。毛艶や毛並みが良くない場合、馬はベストコンディションではありません。油分が足りていないなどもその原因になります。美しい輝く毛は、馬が健康で元気であることを意味します。輝きに加えて、毛色の深さ(栄養斑点)は健康な馬の特徴です。馬の毛に触れ、注意しながら確認してください。

馬の適正体重

馬体重も、健康状態を示す大きな指標になります。肥満の馬は、適切な運動を十分に受けていないことを示すだけでなく、長期的には関節に余分な圧力をかけること、運動不足による疝痛や蹄葉炎を引き起こす可能性もあります。総じて、馬を健康な状態に保つためには、運動が欠かせません。詳細は弊社のeガイドをご覧ください。

 

馬の目をしっかりと見ること

馬の目は多くを語ります。もし馬が健康でない場合、目にも表れます。馬の目がガラス質であったり、涙を流していた場合、それは馬が健康ではなく不快であることを示す明確な特徴です。常にこれらのサインを見逃さず、その理由をすぐに調べるようにしましょう。

馬の耳の動きに注意を払ってください。

馬がよく耳を後ろに倒す(耳を伏せる)ことはありますか?それは、馬が満足していない、痛みを感じている、または怒っているサインです。一度だけ見せる場合は不自然なことではありませんが、定期的に起こる場合は、馬が快適ではない、痛みを感じている可能性があります。常に馬の耳の動きに注意を払い、馬の健康状態やメンタル面を認識することが重要です。

馬のメンタルヘルスの特徴

馬のメンタルヘルス面における特徴はすぐには認識できないこともあります。馬も人間と同様に、ストレスや病気の際に不健康な行動を示すことがあります。管理されている馬が以下の特徴を示すことがありますか?すぐに対処することが賢明です。

あなたの馬は「喪失感」を感じています。

馬は人間と触れ合った時、本質的には陽気で幸せであるべきです。馬が痛みを感じていたり、退屈だったり、十分な運動をしていなかった場合、喪失感を感じるようになります。その時、馬は不幸そうに前を見つめ、気の抜けた表情が浮かびます。喪失感は、自由度の高い運動、適切なケア、そして十分な社交的接触(他の動物との交流)によって予防できます。

 

望ましくない行動:さく癖(グイッポ)

馬は十分に動く必要があります。そうでない場合、望ましくない行動が高い確率で発生します。さく癖は退屈している馬に見られるストレスの兆候の一つです。馬は、厩舎のドアの柵や棒に歯を立て、空気を吸い込みます。これにより胃潰瘍のリスクが高まり、歯にも損傷が及ぶことがあります。さく癖は健康に悪影響を与えるだけでなく、中毒性もあり一度覚えたら繰り返し、他の馬も真似してしまう悪癖です。

望ましくない行動:ゆう癖(舟ゆすり)

馬が左右に強制的に揺れ動き、頭が一緒に動くことをゆう癖(熊壁。熊の行動と似ているため)または舟ゆすり(船を漕ぐ姿に似ているため)と呼びます。一見ダンスをしていて楽しそうと見えますが、立派な悪癖で馬のメンタルヘルスが低下している証拠であり、中毒性があります。ゆう癖の動きは馬の運動機能を悪化させ、馬が不自然な筋肉を発達させる可能性があります。蹄の形が崩れて左右のバランスが悪くなったり、脚や脚の関節に負担がかかり傷めてしまう可能性も高いです。

前掻き:馬が蹄を地面にこすりつける行動

前掻き:蹄が地面にこすりつける行動は、重要な健康的特徴でもあります。これはストレス、退屈、または苛立ちを示します。それだけでなく、馬が病気であることを示す場合もあります。馬が前掻きを繰り返したり、寝転がったりする場合、これは重篤な疝痛や腸捻転の兆候かもしれません。もしこのような行動をよく見かける場合は、なぜ馬がこのような行動をしているのかを分析することが賢明です。